XMでは、3種類の口座タイプから選択可能です。
本記事では『XMTrading Zero口座(以下ゼロ口座)』の特徴をまとめました。
ゼロ口座はスキャルピングトレーダー向けの口座スペックです。
ゼロ口座の特徴、スタンダード口座との違い、メリットとデメリット、注意点を知りたい方に読んでいただきたい記事です。
XMのゼロ口座のスペック
XMの口座は『スタンダード口座』『ゼロ口座』『マイクロ口座』の3種類です。
ゼロ口座は【短期売買向けの口座】という位置づけです。
ゼロ口座のスペックを一覧表にまとめました。
▽ゼロ口座のスペック一覧表
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ゼロカットシステム | 有り |
ボーナス | 口座開設ボーナスのみ利用可 |
1ロットのサイズ | 10,000通貨 |
最小発注サイズ | 0.01 |
最大発注サイズ | 50ロット(500万通貨) |
ポジション上限 | 200 |
両建て | ○ |
スキャルピング | ○ |
EA使用 | ○ |
最小入金額 | 100ドル |
プラットフォーム | MT4|MT5 |
XMのゼロ口座の特徴
ゼロ口座の大きな特徴は、ECN方式の口座という点です。
スタンダード口座、マイクロ口座はSTP方式ですが、ゼロ口座はECN方式です。
その為、取引コストは【スプレッド+手数料】となります。
取引コストはスタンダード口座よりも安くなっており、値動きの透明性も高いことからスキャルピングトレーダー向けの口座となっています。
STP方式、ECN方式について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
ゼロ口座とスタンダード口座の共通点まとめ
ゼロ口座とスタンダード口座の共通点を以下にまとめました。
ゼロカットシステムあり
スワップポイント
1ロットのサイズ
プラットフォーム
両建て可
EA仕様可
ロスカット水準20%の設定値や、ポジションを持ち越した際に発生するスワップポイントは共通です。
ゼロ口座とスタンダード口座の相違点
マイクロ口座とスタンダード口座の相違点は以下の通りです。
約定方式+取引コスト体系
ボーナスは口座開設ボーナスのみ利用可
入金ボーナス/ロイヤリティプログラムは適用外
投資商品数
最低入金額は100ドルから
約定方式の違いに伴い、取引コスト体系が異なるのが大きな違いです。
最大レバレッジは500倍に抑えられます。
入金ボーナスも対象外です。
トレードに慣れた中級者~上級者向けの取引環境です。
投資商品は『為替/ゴールド、シルバー』のみに限られ、エネルギー、株価指数、コモディティはトレードできません。
XMのゼロ口座のメリット/デメリット
ゼロ口座のメリットとデメリットをまとめました。
ゼロ口座のメリット
ゼロ口座の最大のメリットは、取引コストの安さです。
ゼロ口座は【スプレッド+手数料】の取引コスト体系で、手数料は『1ロットあたり往復で10ドル』となっています。
XMのスタンダード口座との取引コストの差を一覧表にまとめました。
ゼロ口座は『1ドル=0.1pips』として、合計取引コストの概算値を下段に記載しています。
通貨ペア | スタンダード口座 | ゼロ口座 |
USD/JPY | 1.6pips | 0.1+10ドル |
1.1pips | ||
EUR/USD | 1.7pips | 0.1+10ドル |
1.1pips | ||
EUR/JPY | 2.3pips | 0.4+10ドル |
1.4pips | ||
GBP/USD | 2.2pips | 0.3+10ドル |
1.3pips | ||
GBP/JPY | 3.6pips | 1.2+10ドル |
2.2pips | ||
AUD/USD | 1.6pips | 0.4+10ドル |
1.4pips | ||
AUD/JPY | 3.2pips | 1.2+10ドル |
2.2pips | ||
NZD/USD | 2.7pips | 1.0+10ドル |
2.0pips | ||
NZD/JPY | 3.0pips | 2.0+10ドル |
3.0pips |
スタンダード口座よりも、取引コストは安いです。
『GBP/JPY』や『AUD/JPY』は1pips以上コストが安くなります。
ゼロ口座のデメリット
最大レバレッジが500倍に抑えられている点、入金ボーナスが利用できない点、最低入金額が100ドルと、スタンダード口座よりも利用ハードルが高い点がデメリットです。
また、取引可能商品が、為替、ゴールド、シルバーのみに限られる点もデメリットです。
XMのゼロ口座利用時の注意点
ゼロ口座利用時の注意点をまとめました。
シンボルが異なる
MT4/MT5で、注文を発注する際の通貨ペアの【シンボル】がスタンダード口座とは異なります。
『USDJPY.』のように【.】が付いた通貨ペアを追加する必要があります。
レバレッジ制限
アカウント内の残高によって、最大レバレッジが制限されます。
$20,001 – $100,000⇒200倍
$100,001以上⇒100倍
アカウント内残高に応じてレバレッジ制限がかかる点は、スタンダード口座と共通です。
XMのゼロ口座追加方法
ゼロ口座を、新規で口座開設する方法と口座追加する方法をまとめました。
新規で口座を開く場合
XM公式サイトトップページ⇒口座を開設する
から開設できます。
下の入力画面にて、『ゼロ口座』を選択しましょう。
以降は、スタンダード口座と共通の手順です。
登録画面の情報を全て入力し、【顔写真付きのIDと住所証明書】をアップロードすれば完了です。
口座を追加する場合
既に、XMの口座を持っている場合は、簡単にゼロ口座を追加することができます。
マイページにログイン⇒追加口座を開設する
に進みます。
下の画像の画面にて、ゼロ口座を選択しましょう。
『パスワード』は、MT4orMT5にログインする際のパスワードです。
XMでは、1人8口座まで開設可能です。
まとめ|XMのゼロ口座の活かし方
ゼロ口座は、スタンダード口座、マイクロ口座と比較すると、取引コストが安いことが最大の特徴です。
取引コストの安さを最も活かせるのは【取引回数の多いトレーダー/取引ロット数の大きいトレーダー】の方です。
以下のようなトレーダーの方は、ゼロ口座の利用に向いています。
ロット数が大きいトレーダー
レバレッジ500倍でも利益を出せるトレーダー
為替/貴金属中心で取引しているトレーダー
ゼロ口座は、入金ボーナスは使えませんが、スプレッドの狭さで還元されています。
スプレッドが狭いことは、全てのトレーダーにとって利がありますが、スキャルピングトレーダーが最も活かせます。
スプレッドは、取引回数のロット数に比例します。
ロット数の大きいトレーダーにとっても、恩恵は大きいです。
大きいロット数でのトレード
ECN方式の口座は、約定方式の仕組み上、値動きの透明性が担保される点も良い点です。
ゼロ口座は、為替、貴金属以外の取引ができないので、株価指数の取引もしたい場合は【スタンダード口座と併用】する形になります。
ECN方式の口座は、最低入金額が高額に設定されている業者が多いです。
XMのゼロ口座は、100ドルから利用できるので、試しやすいECN方式の口座です。
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