海外FXのデメリット【国内FXとの違いとリスクを徹底解説】

海外FXのデメリット海外FXの基礎知識

『海外FX』というサービスには、多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。

この記事では、国内FXとの違いから見る海外FXのデメリットと海外FXのリスクについて徹底的に解説しています。

どんなに魅力的なサービスであっても、利用する上でのデメリットとリスクは踏まえ、受け入れた上で利用すべきです。

 

本記事では、海外FXの持つ悪い側面と海外FXのリスクをまとめました。
併せて、デメリットとリスクを抑える方法も記載しています。

海外FX業者のサービスを利用しようか検討中の方に読んでいただきたい記事です。

 

海外FXのデメリットとリスク

海外FXのデメリットとリスク

この項では、海外FXと国内FXを比較した場合のデメリットと、海外FXが単体で持つ特有のリスクをまとめました。

海外FXと国内FXで異なる点は以下の通りです。

 

海外FX国内FX
最大レバレッジ制限なし25倍
資金管理分別管理のみ信託保全
約定方式NDD方式DD方式
税率区分総合課税(累進課税15~55%)申告分離課税(一律20.315%)

 

国内FXと比較した場合の海外FXの悪い側面(デメリット)は3点、海外FXの危険性(リスク)は2点あります。

海外FXのデメリット/リスク一覧
デメリット①短期間で資金を失う可能性がある
デメリット②スプレッドが広い
デメリット③税金が高い
リスク①資金を失うリスク
リスク②証拠金が返ってこないリスク
リスク③出金拒否のリスク

 

次項からは各デメリット、リスクについて詳しく解説します。

 

デメリット①短期間で資金を失う可能性がある

国内FXと海外FXでは【最大レバレッジ】が大きく異なります。

国内FXの最大レバレッジは25倍です。
対して、海外FXでは、1,000倍以上のレバレッジを掛けられる業者も多数存在します。

 

海外FXは、レバレッジの高さにより少ない証拠金で大きなロットを保有できます。

少ない証拠金で大きなロットを保有できる海外FXでは、国内FXと比較すると短期間で大きな資金を失う可能性があります。

 

 

デメリット②スプレッドが広い

海外FXの現実的なデメリットとして【スプレッドが広いこと】が挙げられます。

国内FXと海外FXでは、約定方式が異なります。

国内FXはDD方式、海外FXはNDD方式の業者が多いです。

 

DD方式は、値動きの透明性が担保されない反面、スプレッドが狭く、固定できるというメリットがあります。

NDD方式は、値動きの透明性が担保される反面、スプレッド広く、変動するというデメリットがあります。

 

 

 

デメリット③税金が高い

国内FXの利益は『雑所得/申告分離課税』に分類され、海外FXの利益は『雑所得/総合課税』に分類されます。

国内FXの利益は一律20.315%の税率であるのに対し、海外FXの利益は最大で55%の税率が掛けられます。

 

海外FXの利益が区分される総合課税は累進課税です。

利益の金額が大きくなればなるほど、税率は上がります。

大きく利益を上げられるようになればなるほど、海外FXの税制のデメリットは大きくなります。

 

 

リスク①資金を失う可能性がある

投資した資金を失うリスクは、海外FX特有のものではなく『投資全般』のリスクです。

このリスクに関しては、FX業者の公式サイトに必ず記載があり、利用規約にも記載されています。

『投資をやる』『投資で稼ぐ』と決めた以上は、資金を失うリスクは受け入れなければならないリスクです。

 

 

リスク②預け入れた資金が返ってこない可能性がある

国内FXと海外FXでは、会社の資金管理体系に違いがあります。

日本の金融庁の認可を受ける為には、会社の資金と顧客の資金を分けて管理する【分別管理】の義務に加えて、分別管理を【信託保全】で行う義務が課せられています。

信託保全であれば、その会社が倒産して資金が差し押さえられても、顧客が預け入れていた資金は顧客に返還されます。

 

分別管理と信託保全
 分別管理⇒顧客の資金』と『会社の資金』を分けて管理する資金の管理体系のこと。
会社が破綻しても顧客の資金は分けて管理されている為、資金を差し押さえられない限り顧客の資金は顧客に返還されます。

信託保全⇒分別管理の方法として、顧客の資金を信託銀行に預けて管理すること。
この管理方法だと、会社が破綻した場合でも、信託している資金は差し押さえ対象にならない為、会社が倒産しても確実に預け入れた資金は顧客に返還されます。

 

 

対して、海外FXの業者は多くの業者が【分別管理のみ】しか行っていません。

その会社が倒産し、資金が差し押さえられた場合、預け入れていた資金は顧客に返還されない可能性があります。

 

国内FXは、信託保全の資金管理体系であるのに対し、海外FXでは、信託保全の義務はなく、一部の業者のみが行っている施策です。

『預け入れた資金が戻ってこないリスク』は、海外FX特有のリスクです。

 

資金の管理体系以前に、そもそも顧客の資金を持ち逃げすることを前提に立ち上げられる海外FX業者も存在します。

3年程で意図的に倒産し、顧客の資金は返還されない、というケースもありました。

 

 

リスク③出金を拒否される可能性がある

このリスクは、海外FX特有というものではありませんが、『海外FXで出金拒否された』『利益を取り消された』という話は耳にしたことがある方も多いと思います。

多くの場合は【利用規約違反】であり、事前に同意した各社の利用規約に抵触するトレードを行った場合は、出金拒否、または利益取り消しなどの措置がとられる可能性があります。

 

「〇〇というブローカーで出金拒否された」という書き込みや、つぶやきが存在するのは事実ですが、出金トラブル関連情報の見極めは重要です。

優良ブローカーであっても、顧客数が多ければ多いほど、規約違反を犯すトレーダーの絶対値も多く、出金拒否の情報が出回ることがあります。

 

しかし、『トレーダー側に規約違反に該当する取引があったか否か』は、当事者同士にしか真実はわかりません。

約定履歴のキャプチャでは、他社と両建てがあったか否か、などは第三者には見抜けません。

「その取引を実際に行ったトレーダー」と「ブローカー」にしか真実はわかりません。

第三者には、真実は知る術がありません。

 

『××という海外FX業者で出金拒否された』という情報が、別のブローカーを推したいブロガーが拡散していた、というケースもあります。

 

『出金拒否』は『海外FXのリスク』の1つであることは事実ですが、優良ブローカー、信頼性の高い業者を選択し、【規約違反を犯さなければ】出金拒否されることはありません。

 

 

海外FXのデメリットとリスクの回避策

海外FXデメリットの回避策

海外FXのデメリットとリスクは、デメリットを小さく抑える策、リスクを極力避ける策もあります。

この項では、デメリットとリスクの回避策をまとめました。

 

①ロットを抑える/ボーナスを活用する

『国内FXよりも短期間で資金を失う可能性がある』というデメリットを抑える策は2点あります。

1点目は【ロットを抑えてトレードすること】です。

ロット数と値幅によって、どの程度の損失が発生するか、どの程度の期間でどの程度の値幅が動くか、などは、経験を積むことによってわかるようになります。

FXのトレードそのものに慣れるまでは【小さいロット数】でトレードするようにしましょう。

 

2点目の回避策として【海外FXのボーナスの活用】が挙げられます。

海外FXでは『口座開設ボーナス/入金ボーナス』の提供をしている業者も複数あります。

ボーナスを賢く活用すれば、初期投資額、自己資金を極力抑えた上で、海外FXでトレードが可能です。

 

 

②スプレッドの狭い業者の選択/トレード回数を抑える

『スプレッドの広さ』については、海外FXでトレードする上では、受け入れなければならないデメリットではあります。

国内FXの『ドル円』『ユーロドル』のスプレッドの狭さは、世界基準で見ると、異常値と言えるほどの狭さです。

しかしながら、その他の通貨ペアについては、国内FX業者と同等、または狭い業者も存在します。

 

海外FX業者は、サービス内容の幅が広く、スプレッドの狭さに特化したトレーディング環境を提供している業者もあります。

スプレッドの狭い業者を選択することで、このデメリットは抑えることができます。

 

また、スプレッドの広さはトレード回数に比例して影響を受けます。

トレード回数を極力抑えることによって、スプレッドが広いことのデメリットは抑えることができます。

 

また、キャッシュバック、トレード毎のポイント付与等により、実質スプレッドを狭めるサービスを行っている海外FX業者もあります。

 

 

③そもそも利益440万円までは海外FXの方が税金は安い/法人口座の利用

海外FXのデメリットとしてよく挙げられる税金ですが、海外FXの利益が区分される『雑所得/総合課税』の最低税率は15%です。

利益が少額の内は、国内FXの20.315%よりも低い税率です。

 

控除や他の所得を考慮しないで算出すると、FXで約440万円の利益が出せるようになると国内FXの方が税金が安くなります。

また、海外FXの法人口座であれば、15~23.2%に抑えることも可能です。

 

 

④倒産リスクの低い業者の選択/新興業者を利用しない

海外FXの特有のリスクとして『倒産した際に資金が返ってこないリスク/資金持ち逃げリスク』があります。

資金の分別管理が一般的な海外FX業者ですが、信託保全を行っている業者も存在します。

最も確実な回避策は【信託保全】を行っている業者を利用することです。

 

また、倒産リスクが低い業者を選択することでも、回避できます。

資金の管理体系が活きるのは、会社が倒産した際です。

倒産するリスクの低い業者は【運営歴/運営母体のライセンス/資金量】で判別できます。

運営歴の長い業者、高い信頼性のライセンスを保有する業者、資金の多い業者を選択することで、倒産リスクの低い業者を選択することは可能です。

 

『資金の持ち逃げリスク』の回避は簡単です。

【運営歴の短い業者を選択しない】ことで対処できます。

運営歴、日本人のサポート歴が5年以上の業者を選択すれば回避できます。

この条件を満たした業者であれば、「倒産リスク0」とまでは言えませんが、資金の持ち逃げリスクは限りなく0に近いです。

 

海外FX業者は多数存在します。

信頼性の高い業者、利用価値の高い業者は、既に出揃っています。

 

今後、日本市場に進出してくる新興業者を積極的に利用する必然性はありません。

むしろ、運営歴が希薄な新興業者を勧めてくる人、サイトには注意を払うべきです。

 

 

⑤利用規約の確認

『出金拒否のリスク/利益取り消しのリスク』は、真っ当に運営されている業者を選択し、【利用規約に抵触するトレードしない】ことで回避できます。

運営歴10年以上の業者であれば、【規約違反】以外で出金拒否されることはまずあり得ません。

 

業者によっては、スキャルピングが禁止されている業者や、大きなロット数でのトレードが禁止されている業者もあります。

利用規約の内容は確認し、納得した上で、規約に抵触しないトレードをしましょう。

 

海外FX業者の利用規約は、英文であることも多いです。

不明点はサポートに確認しましょう。

 

 

海外FXのデメリットは知った上で利用を

海外FXのデメリット・まとめ

 

国内FXの良い側面は、信託保全の資金管理体系、狭いスプレッド、税率の優遇です。

反面、最大レバレッジは25倍に抑えられ、ゼロカットシステムはありません。

 

海外FXの良い側面は、最大レバレッジの高さ、ゼロカットシステムの完備、ボーナスの提供が挙げられます。

反面、信託保全はない業者が多くを占め、スプレッドが広いという弱さもあります。

 

国内FXのサービスは【既に多額の資金を持つ者にとって非常に有利】に作られたルールであり、資金を持たない者にはチャンスすら与えないルールである、という見方もできます。

海外FXには、本記事で挙げたデメリット、リスクもありますが、国内FXでは実現できない利益を上げることが可能なルールです。

 

デメリット、リスクを見定めた上で、あなたにとって利があるサービスを利用してください。

 

 

 

 

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